胃痛や胃もたれを感じて医療機関を受診したとしても、異常がみられない人は多いです。
日本人の約4人に1人がこのような症状に悩んでいるという調査結果もあります。
このような胃の異常がないにもかかわらず、不快を感じている状態のことを「機能性ディスペプシア」といわれています。
日本において「神経性胃炎」や「慢性胃炎」とよばれてきた症状のことです。
この機能性ディスペプシアの場合、胃の働きに異常が現れます。
まずは、口から入った食べ物が胃へと送られてきたときに、胃の上部が広がりません。
そのため、少量を食べただけでも満腹だと感じる「早期満腹感」となったり、胃液と食べ物が混ざり合う「蠕動運動」が低下して「胃もたれ」を起こす可能性があります。
他にも、胃液に含有する胃酸によって胃や十二指腸を刺激され「みぞおちの痛み」などの症状を引き起こすこともあります。
これらの症状が複数みられるのが、機能性ディスペプシアの特徴です。
しかし、この機能性ディスペプシアになる原因は、はっきりとは解明されていません。
ただ、胃の働きと自律神経が関係しているため、ストレスよって自律神経の働きに異常をきたすことで、胃の働きにも悪い影響となるのではないかとされています。